ゲッツ・ゲオルゲ
Uhu Zigeuner
高級レストランに集う人々の人間模様をユーモラスなタッチで描いたドラマ。監督は『ジュトンク ヒトラーの贋作者たち』(92年東京国際映画祭で上映、脚本賞受賞)の気鋭ヘルムート・ディートル。脚本はディートルの原案を元に、彼と作家・戯曲家のパトリック・ジュースキントが担当。製作はディートル、ノルベルト・ブロイス。撮影は「夜曲」のゲルノット・ロール。音楽はダリオ・ファリーナ。美術はアルブレヒト・コンラート。編集はイネス・レニエ。衣裳はベルント・シュトッギンガー。出演は『シュトンク』のゲッツ・ゲオルゲ、「ブリキの太鼓」「フランチェスコ」のマリオ・アドルフ、「卍ベルリン・アフェアー」のグートルン・ランドグレーベほか。
ミュンヘン。映画人はじめ文化人が集うレストラン“ロッシーニ”。主人はパオロ(マリオ・アドルフ)。監督ウフー(ゲッツ・ゲオルゲ)、製作者のオスカル(ハイナー・ロイターバッハ)、小説家ヤーコブ(ヨアヒム・クロル)、タブロイド誌の記者シャルロッテ(ハンネローレ・ホーガー)、詩人ボード(ヤン・ヨーゼフ・リーファース)、そしてオスカーとボードの愛人ヴァレリー(グートルン・ランドグレーべ)らはそこの常連。ウフーは妻の浮気に悩み、オスカルとボードはヴァレリーをめぐり鍔ぜり合い、ヤーコブは片想いのウェイトレス、セラフィーナに告白できないでいる。ヤーコブの書いた小説『ローレライ』の映画化の企画が持ち上がる中、女優志願の“白雪姫”を名乗るブロンド娘(ヴェロニカ・ファレス)が迷い込んできて事態は大混乱。夜な夜な色と欲の饗宴が繰り広げられるのだった。
Uhu Zigeuner
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