エヴリーヌ・ダンドリー
Elene
一匹のネズミの闖入で平和な家庭が崩壊するさまをグロテスクに描いたブラックコメディ。監督・脚本は「海を見る」のフランソワ・オゾンで本作品が長編第1作となる。製作のオリヴィエ・フデルボスクとマルク・ミソニエ以下、撮影のヨリック・ルソー、音楽のエリック・ヌヴーは「海を見る」のスタッフ。美術はアンジェリック・ピュロン。出演はエヴリーヌ・ダンドリイ、フランソワ・マルトゥレ、「海を見る」のマリナ・ド・ヴァン、アドリアン・ド・ヴァン、「サマードレス」のルシア・サンチェスほか。
フランスの豪邸。父親ジャン(フランソワ・マルトゥレ)が帰宅するや銃声が響く。数カ月前。ジャンがネズミを持ち帰った晩、家政婦のマリア(ルシア・サンチェス)と夫のアブドゥ(ジュール=エマニュエル・ヨウム・デイド)を招いた夕食会で息子ニコラ(アドリアン・ド・ヴァン)がゲイ宣言。ネズミに噛まれたアブドゥはゲイの手ほどきをする。ネズミを撫でていた娘ソフィ(マリナ・ド・ヴァン)は窓から身を投げ半身不随に。彼女の恋人ダヴィッド(ステファーヌ・リドー)はネズミを触ったマリアに誘惑される。母親エレーヌ(エヴリーヌ・ダンドリイ)はネズミを手にして以来息子と肉体関係を持つ。ジャンは家族3人の留守中ネズミを電子レンジに入れて平らげた。帰宅した3人を巨大ネズミが襲い、ソフィがめった刺しに。後日家族でジャンの墓参りをするのだった。
Elene
Jean
Sophie
Nicola
David
Maria
Abdu
Eyoum Deido
監督、脚本
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
録音
字幕
[c]キネマ旬報社