ジョセフ・マッゼロ
Joe Wenteworth
ある少年の数奇な運命を描く感動ドラマ。現代米国文学の旗手ジョン・アーヴィングのベストセラー「オーエンのために祈りを」(新潮社近刊)を同作の一部を元に、「ジャックフロスト」の脚本家で本作が初監督作となるマーク・スティーヴン・ジョンソンの監督・脚本で映画化。製作は「ロミーとミッシェルの場合」のローレンス・マークと「ラッシュアワー」のロジャー・バーンバウム。製作総指揮は「ザ・グリード」(製作)のジョン・バルデッチ。撮影は「コレクター」のアーロン・E・シュナイダー。音楽は「ジャングル・ジョージ」のマーク・シャイマン。美術は「ラブリー・オールドメン」のデビッド・チャップマン。編集はデイヴィッド・フェンファー。衣裳は「マーキュリー・ライジング」のベッツィ・ハイマンとエイブラハム・ウォーターハウス。主演はこの映画のために抜擢されたイアン・マイケル・スミスと「ロストワールド」のジョゼフ・マゼロ。共演は「ドクター・ドリトル」のオリヴァー・プラット、「L.A.コンフィデンシャル」のデイヴィッド・ストラサーン、「コレクター」のアシュレイ・ジャッドほか。「トゥルーマン・ショー」のジム・キャリーがノー・クレジットでナレーター兼カメオ出演。
アメリカ北東部メイン州の小さな町で驚くほど小さな赤ん坊、サイモン(イアン・マイケル・スミス)が生まれた。医師は赤ん坊は長くはもたないと判断したが、サイモンは1週間、1年と生き続けた。両親はそんな彼を無視、サイモンは「神様が小さな身体をくれたのはなにか使命があるからだ」と信じるようになる。成長した彼は私生児としていじめられているジョー(ジョゼフ・マゼロ)と友達になり、その母レベッカ(アシュレイ・ジャット)を心の拠り所とする。ある日、サイモンが打ったホームランボールがレベッカを直撃、レベッカは急死してしまう。一時は仲たがいするジョーとサイモンだが、レベッカの恋人ベンのとりなしで仲直りする。冬になり、ジョーは日曜学校のキャンプに参加。サイモンはふとしたことからジョーの本当の父親が町の牧師であることに気づく。キャンプ地へ駆けつけるサイモンとベン。しかし、ときを同じくしてジョーは父親である牧師の告白を受けていた。ショックを受けるジョーを、サイモンはそっとなぐさめる。帰りのバスに乗り込んだジョーとサイモンだが、バスは事故を起こし、川に突っ込んでしまう。サイモンは窓の隙間をくぐって子どもたちを救出、危篤状態に陥る。瀕死の床でサイモンはジョーに「僕の小さな身体に意味があっただろう?」とつぶやく。サイモンの死後、ジョーは少年時代の思い出を胸に、強く生きていくのだった。
Joe Wenteworth
Simon Birch
BenGoodrich
Rev. Russell
Grandmother Wenteworth
Miss Leavey
Hilde Grov
Rebecca Wenteworth
Marjorie
Ann
監督、脚本
原作
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
衣装デザイン
字幕
[c]キネマ旬報社