ホアキン・フェニックス
Clay Birdwell
モンタナの田舎町を舞台に、殺人鬼と仲良くなってしまった青年の運命をオフビートなタッチで描くサスペンス。監督はクーリオのMTV作品『1,2,3,4』などで頭角を現わした新鋭デイヴィッド・ドフキン。脚本は本作がデビューのマット・ヒーリー。製作はドブキンを見いだし本作を製作した製作会社スコット・フリーを統括する「白い嵐」の監督リドリー・スコットと、クリス・ザーパス。製作総指揮はリドリーの弟で「ザ・ファン」の監督トニー・スコットと、ガイ・イースト、ナイジェル・シンクレア。撮影は「KIDS」のエリック・エドワーズ。音楽は「FISHING WITH JOHN」など監督作もある先鋭的なミュージシャン、ジョン・ルーリー。美術はクラーク・ハンター。編集はスタン・サルファス。衣裳はラウラ・ゴールドスミス。出演は「8mm」のホアキン・フェニックス、「スウィンガーズ」のヴィンス・ヴォーン、「天井桟敷の人々」のジョージナ・ケイツ、「コップランド」のジャニーヌ・ギャロファロ、「G.I.ジェーン」のスコット・ウィルソン、88年度版のテレビ映画『スパイ大作戦』のフィル・モリスほか。
モンタナ州の田舎町メルセル。クレイ(ホアキン・フェニックス)は幼なじみの親友アール(グレゴリー・スポーレダー)と空き瓶撃ちをしていたが、突然アールは彼に銃口を向ける。アールはクレイと自分の妻アマンダ(ジョージナ・ケイツ)との浮気を知っていて、彼を殺人犯に仕立てるべく自殺してしまったのだ。とっさに現場を転落事故に見せかけて難を逃れたクレイだが、周囲の目をよそにしなだれかかるアマンダ。そんなこんなで落ち込む彼に接近してきたのがカウボーイの格好が似合う気のいい流れ者のレスター(ヴィンス・ヴォーン)だった。だがなんとレスターは殺人者。彼がデートしたグロリア、そしてアマンダもレスターの手にかかって殺されたのだ。田舎町で続発した殺人事件についにFBIが乗り出し、捜査官のシェルビー(ジャニーヌ・ギャロファロ)とレイナード(フィル・モリス)がやってきた。ふたりはアマンダの寝室で証拠物件の煙草を見つけ、クレイに彼女がひそかに録画していた情事のビデオを見せる。そんな彼にレスターは「俺たちは同類だ」とほぼ笑みかける。クレイは彼が“友情に厚い殺人鬼”であることを知った。収監されたクレイの無実を晴らすべく、レスターが彼の幼なじみのキンバリーを獲物を定めたことを知ったクレイは脱獄してレスターを追う。いっぽう、偶然キンバリーに面会の約束をしていたシェルビーは、待ち合わせのバーでレスターと鉢合わせ。口説かれてついその気になりかけたシェルビーだが、彼が灰皿に残していった煙草をみて、彼こそが新犯人だと気づいて後を追う。クレイはキンバリーとふたりでいるレスターと対決。だが、運命のいたずらでふたりは殺し会わずに済み、レスターは逃亡、クレイは奇妙な運命を振り返るのだった。
Clay Birdwell
Earl
Amanda
Sheriff Mooney
DeputyBarney
Minister
Glen
LesterLong
Gloria
Dale Shelby
監督
脚本
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
衣装デザイン
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