ルーラント・フェルンハウト
Goof
アムステルダムを舞台に少年少女の青春群像を描いた一編。監督は「リトル・シスター」のロバート・ヤン・ウェストダイクで彼の長編第2作。脚本はウェストダイクと「リトル・シスター」のヨス・ドリーセン。製作は「リトル・シスター」のクレア・デ・コーニング。撮影はベルト・ポット。音楽はジャンキーXL。美術はアヌク・ダムワジー。衣裳はチスカ・ナイジェル。出演は「アムステルダム・ウェイステッド」のヒューホ・メッツェルス、「リトル・シスター」のルーラント・フェルンハウトほか。
要領のよいヒューホ(ヒューホ・メッツェルス)とお人好しのゴーフ(ルーラント・フェルハウント)はアムステルダムで共同生活をしている。彼らの仕事は世界中からアムスにやってくるバックパッカーの女の子たちをナンパし、金を盗ること。女の子と寝たあとは彼女らのパスポートを破り、記念写真を撮っておさらばするのがルールだった。ある日、いつものようにカモを探していたヒューホたちは、ララ(ヴラトカ・シーマック)という不思議な女に出会う。シベリア出身というララにゴーフは一目ぼれ。3人の無理矢理な共同生活が始まる。ララをシベリアに連れていってやりたいというゴーフに、ヒューホは「国籍の異なる女と15人先に寝たほうが貯えの全額を取る」というゲームを提案、ゴーフは必死になる。一方でララはヒューホと密かに関係を持つ。ある時ララのパスポートを見たヒューホはララがドイツ国籍であることを発見、ララを追い出しにかかる。しかし、そこに帰ってきたゴーフはララを抱きしめ、初めて二人は結ばれる。行為の最中、ララはドラッグで気絶。ヒューホを呼んだゴーフだが、そのすきにララは二人の貯金を盗んで逃げていた。町中の安ホテルに潜むララを見つけたゴーフは、彼女にシベリア逃亡を提案。ヒューホには薬を盛り、ララと逃げるかに見えたゴーフだったが、ララに渡した金の袋は空だった。シベリアに立つゴーフの隣には相変わらずヒューホの姿が。二人は「ララ」という犬を連れ、白い大地を走るのだった。
Goof
Hugo
Lara
Freddy
Runner
Kristy
監督、脚本
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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