ミシェル・ファイファー
Beth Cappadora
失踪していた息子の帰還にとまどう家族の姿を描いたドラマ。監督は「ジョージア」のウール・グロスバード。脚本はジャクリーン・ミチャードの小説『青く深く沈んで』(邦訳・新潮文庫)を元に、「ロリータ」(98)のスティーヴン・シフが担当。撮影は「バットマン・フォーエヴァー」のスティーヴン・ゴールドブラット。音楽は「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」のエルマー・バーンスタイン。美術は「ユー・ガット・メール」のダン・デイヴィス。編集は「ガンジー」のジョン・ブルーム。衣裳は「素晴らしき日」のスージー・デサント。出演は「シークレット 嵐の夜に」のミシェル・ファイファー、「デンバーに死す時」のトリート・ウィリアムス、TVシリーズ『General Hospiral』のジョナサン・ジャクソンと『プリテンダー』のライアン・メリマン、「僕のボーガス」のウーピー・ゴールドバーグほか。
1988年、ウィスコシンシン州マディソン。写真家のベス(ミシェル・ファイファー)はレストランの支配人の夫パット(トリート・ウィリアムス)に見送られ、7歳のヴィンセントと3歳のベン、赤ん坊のケリーを連れて高校の同窓会に出席。ところが、少し目を離したすきにベンが姿を消し、プリス主任刑事(ウーピー・ゴールドバーグ)ら警察の捜査もむなしく、ベンは発見されなかった。9年後。シカゴで暮らすようになった一家の前に芝刈りのバイトの少年サム(ライアン・メリマン)が訪れる。なんと彼は12歳になったベンのモンタージュ写真とそっくりだった。やがて真相が明らかに。子供を失ったばかりのベスの同窓生セシルがベンを連れ去っていたのだ。彼女は彼をサムと名付け、その後結婚したジョージ(ジョン・カペロス)とベンを残して自殺した。セシルはジョージに真実を隠していて、ジョージは彼を実の息子のように育てていた。こうしてベスの家庭で暮らし始めたサムだが、両親や兄妹のことを彼はほとんど覚えておらず、彼には居心地はよくなかった。3カ月が過ぎた頃、サムが時折ジョージの元へ帰っていたことが分かる。ヴィンセント(ジョサナン・ジャクソン)はそれを知りながら黙っていた。彼は弟の失踪は自分の責任と感じ苦悩しながら成長、ベスとの関係もぎくしゃくしていた。べスはサムをジョージの元に返すことを決断した。彼が戻った夜、ヴィンセントは飲酒運転で事故を起こし拘留される。面会に行ったベスは、プリス刑事の助言を聞き、彼に9年間つらい思いをさせたことをわびた。そんなヴィンセントをサムが面会に訪れる。彼は兄のことだけはかすかに覚えていたのだ。数日後の真夜中、サムはヴィンセントを訪ねる。彼はこの家に住むことに決めたと言い、ふたりはバスケットをはじめた。そんな彼らをベスとパットはそっと見守るのだった。
Beth Cappadora
Pat Cappadora
Candy Bliss
Vincent(age 16)
Vincent(age 7)
Sam Karras
Ben Cappadora
Kerry(age 9)
Ellen
George Karras
Cecil Lockhart
監督
脚本
原作
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
[c]キネマ旬報社