ダニエル・バール
ダニエル・バール
ジャン・ユスターシュが「カイエ・デュ・シネマ」の仲間たちにその才能を認めさせた処女中篇。照明はほとんど使わず、16ミリカメラ1台きりで撮影、台詞はアフレコによる。「わるい仲間」というタイトルは、本来「サンタクロースの眼は青い」との連作として上映する予定で考えられたものだった。冒頭の「ロバンソンの方へ」がオリジナル題名である。
ピガール広場にたむろする二人の若者、ダニエルとジャクソン。そんなある日、彼らは1人の女性をナンパし、ダンスホールへと誘うが…。
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