柳沢三千代
フイチン
今も現役の漫画家として活躍中の上田トシコが昭和32年から37年まで『少女クラブ』に連載した漫画「フイチンさん」が、アニメ制作会社“あにまる屋”の手によりアニメとなった。フイチンさんとそのまわりの子供たちの生き生きとした日常に焦点を合わせて描かれる、ほのぼのアニメーション。
お金持ちのリュウタイ家の門番・ワンの一人娘フイチンさんは、おてんばで、元気な、太陽のように明るい女の子。長いおさげを風に揺らして、いつもまわりを笑顔にかえてくれる。ある日フイチンさんは、お屋敷のご主人、ジャングイ様にひょんなことから気に入られ、一人息子のリイチュウ坊ちゃまの遊び相手に大抜てきされる。ツーンとそっぽを向いたリイチュウ坊ちゃまと、どんなふうに、仲良くなっていくのやら……。