Sascha
ソウセキ(声)
明治の文豪・夏目漱石が1908年に発表した短編小説『夢十夜』を、10人の映画監督が映像化したオムニバス作品の第七夜。3D-CGアニメーションで、人間の孤独と寂寥感を幻想的に描く。監督はイラストレーターの天野喜孝と、本作がデビューとなる河原真明。声の出演はSascha、秀島史香。
旅人(声:Sascha)が巨大な船に乗っているが、どこへ向かっているのかもわからない。ひどい孤独感を感じ、いっそ死のうかと思っていると、甲板で少女(秀島史香)に出会う。彼女も不安を抱えているようだった。突然、少女の姿が消え、旅人が船の奥まで進んでいくと、賑やかなサロンで彼女はピアノを弾き、隣では男が歌を歌っていた。違和感を感じた旅人は再び甲板に出て、大海に身を投じるのだった。