紫吹淳
ミネノシラユキ(リュータン)
2008年末に52年の歴史の幕を閉じた新宿コマ劇場で上演されたファイナルミュージカルのデジタルシネマ作品。戦争に翻弄されながらも舞台に夢をかけたタカラジェンヌたちの姿を描く。原作・脚本・原詞は「まぼろしの邪馬台国」の大石静。柴吹淳、湖月わたるなど元宝塚トップスターがキャストに名を連ねている。
1939年。華やかな宝塚大劇場の舞台には歌い踊る少女たちの姿が眩しく輝いていた。中でも雪組男役トップのリュータンこと嶺野白雪(柴吹淳・湖月わたる)は圧倒的な存在感で観客を魅了していた。タッチー(彩輝なお・貴城けい)、トモ(星奈優里・大鳥れい)、ベニ(紫城るい・映美くらら)らがそんなリュータンに少しでも近付きたいとまさに夢の一歩を踏み出した初舞台。だが、それは彼女たちに待ち受ける波乱万丈の人生の序章にすぎなかった。雪組の娘役トップの突然の退団によりパートナーを失ったリュータンは、トモを新パートナーに指名。演出家・影山(石井一孝)に抜擢されていたベニは涙を飲む事になった。また、人生の逃げ場を求めて宝塚に飛び込んだようなタッチーは、自分の置き場をなかなか見いだすことができず、迷いながら舞台に立っていた。そんな彼女たちを漫画家志望のオサム(佐藤アツヒロ)はいつも温かな眼差しで見守っているが、日本には次第に戦争の暗い影が迫ってきていた。1944年。宝塚大劇場が海軍中尉・速水(本間憲一)の宣告によって閉鎖される。リュータン、タッチー、トモ、ベニたちは影山らと共に満州などへ慰問に訪れる日々を過ごしていた。そんな折、日本に戻ってきたタッチーが、養父によって売り飛ばされそうになるが、速水に救われる。その時二人は初めて互いの気持ちを知ることになるのだった。1945年。閉鎖されていた映画館、元宝塚キネマ館での公演が許可され、タカラジェンヌたちは再び舞台へ上がることになった。しかし、宝塚周辺の空襲も激しさを増してきていた……。
ミネノシラユキ(リュータン)
ミネノシラユキ(リュータン)
タチバナイブキ(タッチー)
タチバナイブキ(タッチー)
ホシカゼスズコ(トモ)
ホシカゼスズコ(トモ)
ベニバナホノカ(ベニ)
ベニバナホノカ(ベニ)
ハヤミユウスケ
カゲヤマコウ
オサム
映像監督
映像監督
脚本、原作、原詞
脚本協力
演出
音楽監督
美術
衣装デザイン
ヘアメイク
照明
音響効果
宣伝写真
作曲
作詞
振り付け
歌唱指導
舞台監督
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