ショーン・コネリー
Dr.Robert_Campbell
南米奥地で癌の特効薬を探す科学者と、その助手の女性科学者の苦闘と愛情を描く人間ドラマ。監督は「レッド・オクトーバーを追え!」のジョン・マクティアナン、製作は「トータル・リコール」のアンドリュー・ヴァイナとドナ・ダブロウ、エグゼクティヴ・プロデューサーは主演のショーン・コネリー、「おつむてんてんクリニック」のトム・シュルマンの原案をシュルマンとサリー・ロビンソンが脚本化、撮影は「バックマン家の人々」のドナルド・マッカルパイン、音楽は「トータル・リコール」のジェリー・ゴールドスミスが担当。
アストン財団の援助のもと、植物科学者ロバート・キャンベル(ショーン・コネリー)は夫人や助手とも別れ、アマゾン奥地で極秘の研究に励んでいた。3年ぶりに彼が新しい助手と分析器を要求、アストン財団が派遣したのは若き天才科学者レイ・クレイン博士(ロレイン・ブラッコ)だった。レイの姿を見て、キャンベルは見下した態度を取り、2人は初対面から言い争いばかり。レイはキャンベルの研究内容を探り、彼に対する財団からの援助を打ち切るべきかの判断を任されていたのだが、キャンベルはなかなか研究内容を明かさない。だがある日、キャンベルは腫瘍のあるモルモットに植物からの抽出液を注射する様をレイに見せる。癌の特効薬、この部族にしかないブロメリアドの花を研究しているとキャンベルは語る。また、キャンベルは過去にアストン財団が営利のためにひとつの村を滅ぼしたことを語り、研究は財団には渡せないと強調する。段々と打ち解けていくキャンベルとレイだったが、やがてこの村にもアマゾン縦断道路の建設の足音が近づいていることが分かる。研究の時間はあと僅かしかない。村の子供が奇妙な病気にかかり、子供の父はメディスン・マン(呪医)を訪ねるために出発する。彼なら肝心のところで分からないブロメリアドの秘密について教えてくれるかもしれない。キャンベルとレイも同行する。だが、キャンベルのメディスン・マンとの対決はキャンベルの敗北に終わり、秘密は謎のまま。村に帰り着き、子供の病気は治るが、ブルドーザーによる森林破壊が始まった。混乱の中、キャンベルとレイは研究の鍵は花にではなく、生息するアリの一種にあることを知る。キャンベルはブルドーザーに空しく立ち向かっていくが、付近は失火で山火事となる。キャンベルと村人たちは、全焼した村をあとに、メディスン・マンとともにアリを追って旅立っていく。そこには自らの任務を捨ててともに歩むレイの姿があった
Dr.Robert_Campbell
Dr.Rae_Crane
Jahausa_Francisco
Palala_Elias
Dr.Ornega
Imana
監督
脚本、原案
脚本
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社