ウィリアム・ディヴェイン
Roy_Warner
恐怖の原点ともいわれる暗闇。その暗闇における恐怖体験を描くサスペンス映画。製作はディック・クラークとエドワード・L・モントロ、監督はジョン・バッド・カルドス、脚本はスタンフォード・ウィットモア、撮影はジョン・モリル、音楽はロジャー・ケラウェイ、特殊効果はロビー・ノットが各々担当。出演はウィリアム・ディベイン、キャシー・リー・クロスビー、リチャード・ジャッケル、キーナン・ウィンなど。
不気味な暗闇がロサンゼルスの街を包んでいる。ある映画館から出て来た若い娘が、家路に向かう途中、人通りのない路上で背後に異様な気配を感じた。足を速める彼女。次の瞬間、闇を裂くような悲鳴が聞えた。翌朝、彼女は死体となって発見され、身元調査の結果、今流行のバイオレンス作家ロイ(ウィリアム・ディベイン)の1人娘であることがわかった。変質者の仕業ぐらいにしか見ていない、ロス警察の担当刑事ムーニー(リチャード・ジャッケル)に腹を立てたロイは、単独で犯人捜査に乗り出した。翌晩第2の犯罪が発生した。黒人の守衛が、倉庫の中で惨殺されたのだ。一方、この猟奇殺人事件に興味を持つTVニュースキャスターのゾーイ(キャシー・リー・クロビー)は、局長をときふせ調査を始めていた。また、異様な霊媒師も警察に出かけ、ムーニーに死の予告をするが、ムーニーは彼女を相手にしようともしなかった。その頃、ロイは、ゾーイの取材を受け、そこで彼女から霊媒師の言葉を聞くやいなや、霊媒師の家に急いだ。彼女の口からロイはランディという若い俳優を探しなさいという言葉を聞いた。被害者の爪に付着した加害者の皮膚は、白でも黒でもなく灰色だった。犯人は超人的な力の持ち主に違いなかった。その頃第3の犠牲者が発見された。それは首をもぎとられた警察官だった。そして第4の犠牲者が出た。その現場で、ムーニーはロイとゾーイが車で走りぬけるのを見つけた。2人は霊媒師の女がいったランディという人物を発見し追跡している最中だったのだ。2人を追うムーニー。ロス市内を突っ走る3台の車はやがて修道院に突っこんだ。突然、壁をぶち壊して暗闇に犯人が現われた。目からレーザー光線を発する、それはまさしく現代の怪物だった。かけつけた警察隊と戦う無気味な敵。しかし、ロイの発する火炎銃で遂に恐ろしい敵も絶滅するのだった。
監督
脚本
製作
製作
撮影
音楽
特殊効果
字幕
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