スーザン・ヘイワード
Dottie_Peale
ジョン・P・マーカンドのベストセラーを映画化したコメディ。ローランド・キビーとアラン・スコットが共同で脚色に当たり、監督はH・C・ポッター。撮影をスタンリー・コルテスが担当し、音楽をロイ・ウェッブが受けもった。出演者は「スパルタカス」のカーク・ダグラスの他、スーザン・ヘイワード、ポール・スチュワート、ジム・バッカス、監督でもあるジョン・クロムウェルなど。製作はマーティン・ラッキンの担当。ミルトン・スパーリングが総指揮当たっている。
「ニュース・ワールド」誌の女社長ドッティ・ピール(スーザン・ヘイワード)は、“なぜ民間人を国際合同原子力委員長に任命せぬか”という記事を同誌にのせてセンセーションをまきおこした。メルヴィル・グッドウィン少将(カーク・ダグラス)をこの職につかせることをきめていた政府はびっくりした。が、既定方針は変更しなかった。そこでドッティは、助手ベントレイといっしょに少将の素行をスッパ抜き記事を作ってこれを阻止しようとし、少将の記者会見をドッティの家でやるよう工作した。そして彼をおだててボンゴ盤ゲームをやらせたりナイトクラブめぐりをやらせて酔態を示させたりしてこれを秘かにロッツィ・クルシンスキーに撮影させた。しかし酔ってしまったドッティは、逆に深夜彼に愛をうちあけてキスしてしまった。翌日、幸福に酔ったドッティは早速スッパ抜き記事の掲載中止を手配した。けれど少将は、軍隊以外に自分の妻はないといって出発してしまった。怒ったドッティは再び記事を作らせて印刷にかけた。一方ワシントンに戻った少将は、彼女のことを思いかえして今度は求婚にやってきた。その時はもう雑誌は市場に出てしまっていた。一大事を迎えたドッティは国外に去ろうとしたが、上員査問委員会に呼ばれた。証言台で彼女は記事が全部ウソだと告白した。その他少将にかけられていたねれぎぬも、これをきっかけにすべてとけた。少将が日本にいた時関心を示していた女とは7歳の戦争孤児だったし、朝鮮で女スパイとつきあっていたのは、囮作戦だったことが判明したのである。少将はみんなに祝福された。彼は上院の廊下で群衆に殴られているドッティとベントレイを救けて、彼女をしっかり抱いた。
Dottie_Peale
Maj._Gen._Melville_Goodwin
Phil_Bentley
Col._Gooch
General_Grimshaw
Senator_Burwick
Butler
Lotzie
Sgt._Kruger
Bill_Hadley
監督
原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
脚色
脚色
脚色
[c]キネマ旬報社