ロイド・ハミルトン
Claude_Sappington
アルバート・グレイがグリフィス撮影場で製作した喜劇で、マーメイドのハム喜劇でお馴染みのロイド・ハミルトンが主演している。これははじめ黒人俳優アル・ジョルスンを主役とするはずであったが、彼が中途で辞めたので特にマーメイド社の好意でハミルトンが主役を引き受ける事になったのである。原作者はアーサー・シーザーで、監督はジョン・ノーブル、黒人生活を背景とした喜劇である。
酒の密輸入者の手先に使われている黒人の老人エフ爺は、悪人の頭目ビル・ジャクスンの犯した殺人の罪を被せられて投獄された。エフ爺の雇主であったクロード・サピントンは詩や探偵小説を書く外には仕事のない金満家であったが、エフ爺の不運を聞いて真犯人を発見しようと決心し、自分の顔に炭を塗ってジャクスンの経営するダンス・ホールに雇われる事になった。種々苦心の末彼は遂にジャクスンが真犯人である事を突き止め、彼を対手に大格闘の後、モーター・ボートで逃れた彼を捕えて大功をたて、知事の娘との恋を許される。
Claude_Sappington
Bill_Jackson
Uncle_Eph
Aunt_Lucy
Darktown's_Cleopatra
Bill's_Sweetheart
Claude's_Sweetheart
Claude's_Mother
The_Governor
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