グレン・クローズ
Teddy_Barned
大富豪の人妻殺人事件を通して、容疑者の夫、女性弁護士、検事の闘いを描く法廷ドラマ。製作はマーティン・ランゾホフ、監督は「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」のリチャード・マーカンド、脚本は「フラッシュダンス」のジョー・エスターハス、撮影はマシュー・レオネッティ、音楽はジョン・バリー、プロダクション・デザインはジーン・キャラハン、編集はショーン・バートン、コンラッド・バフ、衣裳はアン・ロスが担当。出演はグレン・クローズ、ジェフ・ブリッジスなど。
ある嵐の夜、海辺の別荘で殺人事件が発生した。被害者はサンフランシスコの出版王の孫娘ペイジ・フォレスターで、凶器のジャグド・エッジと呼ばれる狩猟用ナイフで何回もメッタ突きにされていた。更にメイドも殺され、その傍には夫のジャック・フォレスター(ジェフ・ブリッジス)が殴られ昏倒していた。この異常な事件を担当したクラズニー地方検事(ピーター・コヨーテ)はジャックが怪しいとにらんで妻殺しの容疑で起訴した。その理由として、ペイジの一族が所有する新聞社の編集長だったジャックが妻の死で莫大な財産を相続すること、ジャックの所属するクラブの守衛が彼のロッカーで凶器そっくりのナイフを見たことなどをあげた。だがジャックは無実を主張、敏腕で鳴らす女性弁護士テディ・バーンズ(グレン・クローズ)を雇った。美人で男まさりのテディは以前クラズニーの下で検事補として働いていたが今は夫と離婚、2人の子供を育てるために企業関係の弁護士として働いていた。彼女はいやいやながらジャックの弁護を引き受けた。というのも、過去、クラズニーと共に有罪にした囚人が首つり自殺し、その原因はクラズニーが無罪になる証拠を隠滅していたためと判明し、いつかその罪のつぐないをしなければならないと考えていたからだった。この事件を担当することは、クラズニーの正体を暴露することでもあった。テディは昔なじみの探偵サム・ランサム(ロバート・ロッジア)の協力を得て活動を開始した。彼らの行動の前提は、ジャックがウソ発見器でシロと出たこと、クラブの守衛の証言は状況証拠であること、ジャックは無実だとタイプされた匿名の手紙がたびたび届けられることなどだった。テディとジャックはいつしか依頼人と弁護士という関係を越え、愛し合うようになっていた。しかし彼女は、「もしあなたがウソをついていたら弁護から降りる」と釘をさすことも忘れなかった。やがて裁判が始まった。クラズニー検事の攻撃は激しい。彼は、殺されたペイジの浮気相手だったテニス・コーチ、スレイド(マーシャル・コルト)、ジャックの愛人などを証言台に立たせ、夫婦間の愛情が冷め切っていることを証明し、ジャックの殺意を印象づけた。ジャックが愛人の存在を隠していたことに怒ったテディは弁護を降りようと思ったが、今となってはそれも難しかった。探偵サムの援護で気をとり直したテディは、クラズニーの起訴事実に多くのミスを見つけた。守衛の見たナイフがあったのは他の男のロッカーであったこと、そして匿名の手紙から、スレイドがペイジ殺しと同じような手口で他の女性を襲っていたことなどを立証し、検事を追いつめ無罪を勝ちとった。激しく愛し合って勝利を祝った翌朝、テディはジャックの部屋からタイプライターを発見した。そのタイプライターこそ、ジャック無罪を勝ち取った大きな要因となった匿名の手紙を打ったものだった。ということは、弁護の指針は全てジャックがタイブし、投函した手紙によっていた、ということになるのだ。テディの顔がみるみる青ざめた。タイプライターを持って大急ぎで自宅に帰ったテディを、その夜、覆而の男が襲った。ふるえながら発砲するテディ。その場にかけつけたサムと共に息絶えた男の覆面を剥ぐとジャックの端正な顔が現われた。
Teddy_Barned
Jack_Forrester
Thomas_Krasny
Sam_Ransom
Judge_Carrigan
Julie_Jensen
監督
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
編集
衣装デザイン
字幕