マーロン・ブランド
Fred_Benson
「恋人よ帰れ」のコンビ、スタンリー・シャピロとポール・ヘニングの共同シナリオをTV演出家のラルフ・レヴィーが初演出したエロチック・コメディ。撮影はクリフォード・スタイン、音楽はジョセフ・ガーシェンソンが担当した。製作はスタンリー・シャピロ。出演は「侵略」のマーロン・ブランド、「ピンクの豹」のデイヴィッド・ニーヴン、「エルマー・ガントリー 魅せられた男」のシャーリー・ジョーンズ、ほかにマリー・ウィンザー、アラン・ステファン、フランセス・ロビンソンなど。
フレッド(マーロン・ブランド)とローレンス(デイヴィッド・ニーヴン)は奇妙に女にもてるという共通点を持っていた。2人ともソノ道だけが生甲斐というサムライ。女の数も大変なものであった。やがて、2人のいかさま色事師の歩む軌道が、交叉するときがきた。ローレンスは警部のアンドレ氏(アラン・ステファン)を抱きこんでフレッド放逐の計画をたてた。フレッドとて負けてはいない。ローレンスが退位した元皇族に化けていると知って、インチキな手段で軍隊から除隊許可を得ると、ローレンスの弟の知的障害者の王子に化けて、邪魔を始めた。ところがローレンスも、逆にその彼を利用して、うるさく結婚を迫る女達を追い払う手段とした。やがて、アメリカの石けん女王といわれるジャネット(シャーリー・ジョーンズ)が現れる。ここでフレッドとローレンスは、彼女をテスト・ケースとして腕くらべしようという相談がまとまった。2万5000ドルまきあげた方が彼女をモノにし、負けた方は病人を装い、治療費2万5000ドルを出させる約策をした。ローレンスはいち早くその医者に化けた。ところが、彼女は「石けんの女王」コンテストに優勝しただけの娘にすぎず、一文なしとわかった。彼女は資金を借金と彼女自身が身売りした金でまかなう決心をしていたのだった。フレッドは驚いた。でも金をまきあげることはしないにしても、彼女を征服したいという。だが、ローレンスに打ち明けたところによれば、最も大事な瀬戸際になって彼女に触れることができず、あまつさえ、彼女と結婚したというのだ。ローレンスは言った。「結婚は幸福にちがいない。だがそれには、まずみじめな気持ちを我慢するのに慣れねばなるまい」
Fred_Benson
Lawrence_Jamison
Janet_Walker
Fanny_Eubank
Monsieur_Andre
Col.Williams
Mrs.Sutton
Mrs.Trumble
Miss_Harrington
Sattler
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