チャールズ・ブロンソン
Holland
生体実験を繰り返す恐ろしい科学者を抹殺するため殺し屋が乗り込んでいく。製作はパンチョ・コーナー。エグゼクティヴ・プロデューサーはランス・フール。アソシエート・プロデューサーはジル・アイアランドとデイヴィッド・ブリングル。監督は「誕生日はもう来ない」(81)のJ・リー・トンプソン。R・ランス・ヒルの同名原作に基づいて、デイヴィッド・リー・ヘンリー、ジョン・クローザーが脚色。撮影はヤヴィア・ルヴァルカバ・クルーズ、音楽はケン・ソーンが担当。出演はチャールズ・ブロンソン、ジョセフ・メイハーなど。原題はシェークスピア作『ジュリアス・シーザー』第3幕2場のアントニーの台詞から引用したもの。トライスター映画提供。
中米の独裁国スリナム。ここの政府官邸で、モーロック博士(ジョーゼフ・マー)が残忍な生体実験を披露していた。彼のことを取材していたジョージの身体に電極がつけられ電流が流された。絶叫がひびきわたる。カリブ海にうかぶのどかな島ケイマン。ここに引退した殺し屋ホランド(チャールズ・ブロンンン)が住んでいた。メキシコの病院長ロムリン(ホセ・ファラー)が訪ねてきて、モーロック抹殺を依頼する。始めは引退したんだと断わっていたホランドも、モーロックの犠牲者の話を聞かされ、友人ジョージの死を告げられると、無料で仕事を引き受けた。ジョージの未亡人リアナ(テレサ・サルダナ)が同行をせがみ、8歳の娘サラ(ニコール・トーマス)を連れ、家族ということにしてガテマラに行く。モーロックはガテマラに、妹クレア(アントワネット・バウアー)、用心棒ランドルフ(レイモン・サン・ジャック)らと住んでいるのだ。ホランドは、まずランドルフを殺し、その死体をモーロック邸の前におき去りにした。モーロックは関係のあるCIA部員ブリッグス(ジョン・グローヴァー)に圧力をかける。一方、ホランドはクレアのアパートに侵入し、彼女を誘拐して友人の別荘に監禁する。モーロックの手下が別荘にやってきたが、カー・チェースの末に逃げ切る。だが、トランクにとじ込めていたクレアは、敵の銃弾で死亡していた。ブリッグスが追ってきたが、ホランドにやられてしまう。ホランド、リアナ、サラは石切り場に逃げ込んだ。そこでは、奇形の石工たちが多数働いていた。モーロックがやってきて、リアナを人質にとるが、ホランドが彼女を救出。石工たちがモーロックを見て、接近してくる。彼らはモーロックの残虐な生体実験の犠牲者だったのだ。石工たちはつるはしを彼に振り降した。その後、ケイマン島にホランド、リアナ、サラの姿があった。
Holland
Rhiana
Moloch
Lomelin
Max
Briggs
Randolph
Claire
監督
原作、脚色
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
アソシエイト・プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
脚色
字幕
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