鈴木慎之介
タカノ
早稲田大学映画研究会と慶応大学SFC映像研究MOVEによる学生映画。同じことを繰り返していた人々が、地震の噂を耳にし行動を起こす姿を描く。出演は、「HANA-BI」の大杉漣、「少林少女」の麿赤兒、「俺たちに明日はないッス」の我妻三輪子。監督は、第19回早稲田映画まつりでグランプリを受賞した草野翔吾。
人々は地震の話ばかりしながら、同じことを繰り返すだけの日常を送っていた。10歳の少年(堀ひかる)は河原で、トンネルのついた秘密基地をつくっていた。21歳の青年(石上亮)は、狭いダクトを掃除するアルバイトを始める。ヒロ(宮崎晋太郎)は、川辺にいつもある落とし穴に落ちてばかりいた。26歳の男(印南俊佑)は、ヒロと野球をすることだけを楽しみにしていた。ある家の娘(梅舟惟永)は窓を締め切り、家に閉じこもっている。彼女の45歳になる父親(大杉漣)は娘と同じ家にいることが耐えられず、コインランドリーで時間をつぶしていた。65歳の老人(麿赤兒)は、駐車違反の切符を切り続けている。ラジオから、もうすぐ地震が来るらしいという噂が流れ始める。人々はかつて犯した失敗を思い出し、繰り返しばかりの日常から抜け出す必要性を感じて行動を起こし出す。10歳の少年は、同級生の女の子を自分の秘密基地に誘う。26歳の男は、ヒロと、ヒロが思いを寄せている女性・カオリ(我妻三輪子)との仲を取り持とうとする。ダクト掃除のアルバイトを始めた青年は、地元に住んでいる昔の恋人に会いに電車に乗る。父親は、娘を外の世界に連れ出すために口を開く。
タカノ
カオリ
オトコ・ジュウハッサイ
オトコ・ニジュウロクサイ
アスカ
オトコ・ジュッサイ
オトコ・ニジュウイッサイ
オトコ・ロクジュウゴサイ
ブカ
ヒロ
ハハ
クミ
オトコ・ヨンジュウゴサイ
監督、脚本、編集
製作
撮影、編集、照明
音楽
音楽
美術、編集、助監督
特殊メイク
デザイン、カラコレ、フライヤー
スチール
[c]キネマ旬報社