アンジェラ・ゲオルギュー
ヴィオレッタ
ミラノ・スカラ座で上演されたヴェルディ作曲のオペラを映像化。恋人の父親に関係を引き裂かれた高級娼婦の悲劇を描く。豪華なオープニング・シーンもさることながら、主演アンジェラ・ゲオルギューによる迫真の演技と歌唱が見どころ。共演はラモン・バルガス。指揮はロリン・マゼール。演出はリリアーナ・カヴァーニ。
アルフレード(ラモン・バルガス)は、社交界の人気者である高級娼婦ヴィオレッタ(アンジェラ・ゲオルギュー)に心を奪われる。ヴィオレッタはアルフレードの一途な愛を受け入れ、2人は一緒に暮らし始める。それから数ヵ月が経ち、アルフレードが留守の間に、彼の父親(ロベルト・フロンタリ)が2人の家を訪れる。父親はヴィオレッタに、息子と別れるよう迫る。ヴィオレッタは悩んだ末、別れを受け入れる。しかし真実を知らないアルフレードは、ヴィオレッタに裏切られたと思い込む。その後、ヴィオレッタと再会したアルフレードは、公衆の面前で彼女を侮辱する。自分のしたことを後悔したアルフレードの父親は、2人の関係を許す。しかしそのとき、ヴィオレッタは重い病にかかっていた。
ヴィオレッタ
フローラ
アンニーナ
アルフレード
ジェルモン
ガストン子爵
ドゥフォール男爵
ドビニー侯爵
グランヴィル医師
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