ウリヤーナ・ロパートキナ
オデット/オディール
マリインスキー・バレエが2006年に上演したチャイコフスキー作曲のバレエを映像化。悪魔によって白鳥の姿に変えられた美女と王子の悲恋を描く。2役を演じるウリヤーナ・ロパートキナの高度な技術によるソロや、王子役のダニラ・コルスンツェフと踊るグラン・アダージョが見どころ。指揮はヴァレリー・ゲルギエフ。
お城で、ジークフリート王子(ダニラ・コルスンツェフ)の誕生日を祝っている。王子の母は、翌日の王宮の舞踏会で花嫁を選ぶよう、王子に言う。まだ結婚したくない王子は、友人たちと狩りに出かける。森の湖畔を訪れた王子は、美しい女性オデット(ウリヤーナ・ロパートキナ)と出会う。しかしオデットは、悪魔の呪いによって白鳥にされ、幽閉されていた。その呪いは、まだ誰も愛したことがない男性の真の愛によってしか解くことができなかった。それを聞いた王子は、オデットに永遠の愛を誓う。翌日、ジークフリート王子の城では、王子のお妃を決める宴が開かれる。そこに、オデットにそっくりなオディール(ウリヤーナ・ロパートキナ)が現われる。その魅力に惑わされた王子は、オディールに心からの愛を誓ってしまう。すると舞台は一転し、オディールは正体を明かす。彼女は、悪魔の魔法によってオデットに似せた悪魔の娘だった。真相を知った王子は、オデットのいる森の湖畔へ急ぐ。
オデット/オディール
ジークフリード王子
王妃
家庭教師
道化
ロットバルト
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