吉田都
オンディーヌ
ロイヤル・バレエが2009年に上演したヘンツェ作曲のバレエを映像化。人間に恋をした水の精オンディーヌの悲劇を描く。指揮は、バリー・ワーズワース。振付は、フレデリック・アシュトン。出演は、吉田都、エドワード・ワトソン。本作が当たり役と言われた吉田の表現力や、男性陣の華麗なテクニックが見どころ。
神秘の森で、水の精オンディーヌ(吉田都)が戯れていた。人間の騎士パレモン(エドワード・ワトソン)が、偶然そこを訪れる。オンディーヌの姿を目にしたパレモンは、一目で彼女に恋をする。こうして、2人は結ばれる。しかし、町にはパレモンを慕う女性がいた。パレモンは紆余曲折を経て、その女性と結婚してしまう。精霊の世界には、心変わりした相手の命を奪わなければならないという掟があった。
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