スーキー
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スーキー

1931年公開
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「スキピイ」「王様ごっこ」と同じくノーマン・タウログが監督に当たった映画でストオリイは「スキピイ」の原作者パーシー・クロスビーの筆になるもの、それを「いんちき商売」「タッチ・ダウン」の監督者ノーマン・マクロードが「スキピイ」の時と同様にサム・ミンツ、ジョセフ・L・マンキーウィッツと協力して脚色し、「タッチ・ダウン」「いんちき商売」のアーサー・L・トッドが撮影を受け持った。主なる出演者は前作と同一、ジャッキー・クーパー、ロバート、クーガン始めジャッキー・サール、ヘレン・ジェローム・エディー、エニッド・ベネット、ウィラード・ロバートソン等である。

ストーリー

毎朝貨物列車が貧民長屋の傍を通る。スキピイとスーキイは起きぬけにこの列車を襲撃する。トマトの手榴弾が機関車めがけて抛げられると機関手達は朗らかに石炭の礫で応戦する。スキピイとスーキイは毎朝この石炭を拾い集めそれを売って得た金を病気で寝ている貧しいスーキイの母親の許に持って帰るのだった。ある朝この日課がすんでから二人は町の乾物屋へ買い物に行く途中でシドニイがブルジョアの少年達を集めて兵隊ゴッコをしているのに会った。指揮官のシドニイはスキピイが尺八を持っているので仲間に入れようとするがスーキイを歓迎しないのでスキピイは別にスーキイと二人で独立軍を組織してシドニイ軍に対抗した。スキピイの父親スキナー博士もシドニイの父ソーンダースと仇同志だった。二人は市長選挙に立候補して互いに選挙戦に火花を散らしていたのである。ある日スキピイは貧民長屋の貧乏人が無理矢理に役人達に養育院へ送られる処を見て同じ運命に陥るのではないかと心配し、役人達にスーキイの家は裕福であるように見せかけるためにいろんな食料品を買ってスーキイの母親に送ろうとした。またある日、シドニイ達の仲間入りをするから金が要ると言って父親にお小遣いをせびってスーキイに与えた。所がスキピイの父はスキピイが一向にシドニイ達の仲間入りをしないのでスキピイにお子遣いの用途を詰問した。当惑したスキピイはシドニイに頼んでスーキイと一緒に仲間に入れて貰った。するとシドニイはスキピイを旗手にしてやると言いシドニイの父親の名前を大書して旗を持たせスーキイを尺八手にして町々を練って歩いた。すると町ではスキピイが敵方ソーンダースの旗を持って歩いたと言うのでスキピイを笑い物にした。何も知らないスキピイはまんまとシドニイに利用されシドニイの父親のために選挙デモをやっていたのである。その晩スキピイは恥ずかしさの余り家へ帰れなくなった。彼はスーキイを連れてある沼地に隠れたがスーキイは寂しくなってこっそり脱け出してスキピイの家へ行って一部始終をスキピイの父親に話した。一方スキピイはスーキイが家へ帰ったと思いスーキイの家へ辿り着くとスーキイの母が死に掛かっていた。スキピイは手を盡していたわり慰めたがとうとう彼女はスーキイの名を呼び続けながら淋しく死んで行った。そこへスキピイの父とスーキイが駆けつけたがスキピイは父親にだけスーキイの母親の死を知らせスーキイにはただ母親が遠い旅に出たと言い聞かせて自分の家へ連れて帰った。それから間もなくスーキイはスキピイの家へ引き取られて楽しい日を送るようになった。

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作品データ

原題
Sooky
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社