加藤和樹
サトウタカシ
廃棄された古い学校をお化け屋敷に改装しようとするホラープランナーを中心に、昔の惨劇を巡って時空を超えたドラマが展開する。穴吹一朗が脚本、演出を担当した舞台劇の映画化。出演は、「湾岸ミッドナイト THE MOVIE」の加藤和樹。タイトルにもなっているチェッカーズのヒット曲を、加藤自身が主題歌としてカヴァー。
2010年8月12日。遊園地“フジヤマランド”は、アトラクション増設のために廃校になった佐藤学園を買い取る。建物はそのままに、内部をお化け屋敷として作り変える計画だった。その改装作業を担当するのは、これまで数々のお化け屋敷を手掛けてきたホラープランナーのアツオ(加藤和樹)。だが、アツオよりも先に連続殺人事件を追う刑事、藤本(佐藤二朗)と赤岩(柳澤貴彦)がやってくる。2人は犯行現場と思われるこの学校で張り込みをするために、ホラープランナーになりすます。彼らが新しいお化け屋敷を“Tower of Sugar”と命名したりしていると、やがて本物のアツオが登場。藤本と赤岩はアツオを丸め込み、一緒に改装作業に立ち会うことに。そして、改装を行うスタッフの中には、俊(賀来賢人)と奈緒(佐津川愛美)のカップルもいた。なぜかこの学校の風景に懐かしさを覚える俊と奈緒。一方、1人で校内を歩き回っていたアツオは、用務員室で古い写真立てを発見して驚く。そこに写っていたのは、自分そっくりな男だったのだ。その瞬間、気を失うアツオ。やがて、次々と発生する怪奇現象。目の前を走り去る血まみれの男、照明が消えて突然現れる白い老婆、踊り出す死者……。実は、この学校では25年前のこの日、理事長の息子で教師だった佐藤隆(加藤・二役)が、生徒や教師20名を殺害するという事件が起きていたのだ。そしてその事件は、さらに時代を遡った1943年、隆の祖先に殺害された青年、西条勝(松田悟志)が、佐藤一族への復讐心から悪魔に魂を売って引き起こしたものだった。やがて、過去と現在が入り乱れ、再び繰り返されてゆく惨劇。西条の力で隆から切り離された善の心は、アツオの体に乗り移り、凶行を止めようと西条の前に立ちはだかる。時空を超えた惨劇を食い止める事はできるのか……?やがて、この凄惨な事件は、関わる全ての人間を一つに繋いでゆく……。
サトウタカシ
ナオ
シュン
カズヒコ
アカイワサトル
ニシキオリケンタロウ
タキシマノリコ
アサクラタカアキ
サイジョウマサル
ナミカワ
フジモトリュウジ
監督
脚本、原作
脚本協力
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
衣装
ヘアメイク
録音
装飾
視覚効果
助監督
制作担当
プロデューサー
プロデューサー
主題歌
記録
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