レオノール・マンソ
ルイーサ
ブエノスアイレスの街と地下鉄を舞台に、容赦ない現実の中で何とか生きようとする女性の姿を描くアルゼンチン映画。監督は本作が長編劇映画デビューとなるゴンサロ・カルサーダ。出演は、アルゼンチンの国民的舞台女優であるレオノール・マンソ、本作が遺作となったジャン・ピエール・レゲラスなど。
ブエノスアイレスの都心のアパートで、猫のティノと暮らす60歳のルイーサ(レオノール・マンソ)は、夫と娘を失った辛い過去をひきずりながらも、仕事を2つ掛け持ちしながら規則正しい生活を送っている。だが、定年退職まであと1年となったある朝、ティノが死んだ。途方に暮れながらも、たどり着いた職場で解雇を言い渡され、ルイーサは仕事を2つとも失ってしまう。手元に残ったのは、わずか20ペソ(約500円)。まずはティノを埋葬しなくてはと思いながらも、埋葬費用どころか生活さえできない状態で、初めて降りた地下鉄の駅。そこでルイーサはあることに気付き、遂に行動を開始するが……。
監督
脚本
製作
製作
製作
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撮影
録音
[c]キネマ旬報社