みずみずしい色彩で中高年の女性を中心に高い人気を誇る水彩画家、永山裕子。どの団体にも所属せず、インディペンデントでの活動のみで第一線を走り続ける彼女のアトリエにカメラが入り込み、その制作の秘密に迫ったドキュメンタリー「永山流 水彩画法」三作を連続公開。本人による解説も加え、創作の過程とその魅力を詳しく解き明かす。
ストーリー
シリーズ第3作。アンティークドールと百合を中心に、桃や水差し、鉄瓶などのモチーフを描く制作過程を収録した。人形の形のバランスのとり方や百合の構造上の説明、光の方向による陰影のとらえ方など、形をとる上で重要な要素を具体的に解説。白いモチーフを描くポイントや、透明水彩ならではの白を塗り残した表現など、今までなかなか知ることのできなかったコツが学べる。さらに濃密に、“永山流”の水彩画法を深く掘り下げる。