森山未來
中田勇治
阪神・淡路大震災をテーマに、NHKで放送されたドラマ「その街のこども」に新たな映像を加え、再編集バージョンで映画化。「メゾン・ド・ヒミコ」の渡辺あやが脚本を担当し、子どものころに震災を体験した男女が抱える傷や未来への希望を描く。実際に震災を体験している森山未來と佐藤江梨子の真に迫った演技に心を揺さぶられる。
子どものころに震災を体験し、今は東京で暮らす勇治と美夏は、神戸で「追悼のつどい」が行われる前日に偶然出会う。過去の傷と向き合おうとしている美夏に対して、勇治は出張の途中になんとなく寄っただけと妙にそっけない。全く異なる震災体験をした2人だったが、“ある場所”を訪れたとき、美夏は勇治の過去に触れることに。
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