霧矢大夢
パーシー
宝塚歌劇の華やかな舞台を最新のデジタルシネマ技術を駆使して撮影・収録し、高画質映像と臨場感溢れるサウンドで堪能するタカラヅカレビューシネマ第3弾。フランス革命の時代を舞台に、男たちの愛と正義を描いた本作は、霧矢大夢、蒼乃夕妃のお披露目公演として、2010年月組によって上演された。演出は小池修一郎。
パーシー・ブレイクニー(霧矢大夢)にはイギリス貴族という表の顔のほかに、秘密結社“スカーレット・ピンパーネル(紅はこべ)”のリーダーという、妻マルグリット(蒼乃夕妃)さえも知らない、もうひとつの顔があった。スカーレット・ピンパーネルは、フランス革命政府に捕らえられた無実の貴族を救い出すことを目的として、活動している。そのため、革命政府公安委員のショーヴラン(明日海りお)は、“スカーレット・ピンパーネル”を捕まえるために、イギリス社交界の花に近づく。その人物とは、パーシーの妻マルグリットであり、ショーヴランのかつての恋人だった。革命の嵐が吹きすさぶなか、愛と正義をかけた謎解きゲームが幕を開ける。
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