赤井英和
カザマリョウ
「ありがとう」の赤井英和主演で兄弟の絆を描いたドラマ。正反対の人生を過ごしてきた刑事の兄と犯罪に手を染めた弟が年月を経て再会、社会から追われ、病魔に侵された弟を兄が救おうとする。「神様ヘルプ!」など数々の作品で助監督としてキャリアを積んできた長尾久美子の劇場用映画監督デビュー作。「IZO」の安岡力也が共演。オムニバスムービーシリーズ「TWILIGHT FILE VII」の1本として上映。
生来無骨で不器用な刑事、風間亮(赤井英和)と、高校時代に傷害事件を起こして家出した弟の隼(小笠原大史)。実家を離れてそれぞれの道を歩んでいた2人は、父・辰夫(篠田薫)の葬儀で10数年振りに再会する。だが、母の芳江(深谷みさお)から浴びせられる罵声に耐えきれず、隼はその場を逃げ出す。亮は幼なじみの佐伯小夜(近藤あい子)とともにそれを見送るしかなかった。時は過ぎ、再び巡り会う兄弟。だがそれは、兄弟としてではなく、追う者と追われる者という関係だった。帰る場所なく、社会からも見放され、身も心もボロボロの隼に手を差し伸べたのは、犯罪組織のリーダー西成(神谷有樹彦)だった。そこに自分の居場所を見付け、やがて隼は犯罪に手を染めていったのだった。だがその一方で、すがるように行き付けのバーに足を運ぶ隼。バーテンダーの徳川(桑名正博)が父親のように迎えてくれるそこは、隼にとって居心地の良い場所だった。しかし、警察は次第に犯罪組織を追い詰めてゆく。その中で、隼には病魔が忍び寄っていた。必死に隼の足取りを追う亮はバーを訪れるが、そこに弟の姿はなかった。隼のことを徳川に語る亮。その頃、社会から見放され、泥沼のような世界に身を置いてしまった我が身を省みた隼は、人生最後の選択をする。それは兄、亮の手に全てを委ねる事だった……。
カザマリョウ
サエキサヨ
カザマハヤト
シブヤタエコ
カザマヨシエ
カザマタツオ
リカ
ジョウレンノオトコ
トクガワ
ニシナリ
監督、脚本
エグゼクティブプロデューサー
撮影
美術
編集
衣装
衣装
衣装
照明
録音
助監督
助監督
プロデューサー
プロデューサー
MA(音声編集)
スチール
制作
[c]キネマ旬報社