
マリー・フェレ
ナンネル
偉大な作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。彼の姉・ナンネルの知られざる音楽への情熱を描いた人間ドラマ。“神童”と絶賛される弟に対し、才能に恵まれながらも苦難の道のりをたどった女性の激動の人生を映し出す。重厚なヴェルサイユ宮殿とバロック音楽を背景に展開する、ドラマティックな恋物語にも注目。
※結末の記載を含むものもあります。
18世紀、女性の作曲家など許されなかった時代。モーツァルトの4才上の姉ナンネルは、弟の伴奏をつとめるため、ヴェルサイユ宮殿を訪れる。そこで出会った王太子に隠された音楽の才能を見出され、やがてナンネルは身分違いの恋に落ちる。王太子の勧めで作曲の歓びに目覚めていくナンネルだが、作曲を父に激しく反対される。
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