ウディ・アレン
Sandy_Bates
ある売れっ子コメディ映画監督の魂の彷徨を現実と幻想の中で描く。製作総指揮はジャック・ローリンズとチャールズH・ジョフェ、製作はロバート・グリーンハット、監督・脚本は「マンハッタン(1979)」のウディ.アレン、撮影はゴードン・ウィリス、録音はジェームズ・サバト、編集はスーザン・E・モース、美術はマイケル・モリー、製作デザインはメル・ボーン、衣裳はサント・ロカストが各々担当。出演はウディ・アレン、シャーロット・ランプリング、ジェシカ・ハーパー、マリー=クリスチーヌ・バロー、トニー・ロバーツ、ダニエル・スターソ、エイミー・ライト、ヘレン・ハンフトなど。
ある古びた列車の中。退屈そうな顔をした中年男が、車内を見回してギョッとした。なんと乗っているのは屍同然の老人たちばかり。それに反して対向車線には、華やいだ女性たちでいっぱいの列車が停っている。慌てた男は急いで乗り替えようと窓をあけようとするが、どの窓も開かない。やがて列車は無情にも出発し、霧の中を進んでいく。そして着いた先は塵の山--THE END--これは映画のラストシーンだったのだ。この映画の監督・主演のサンディ・べーツ(ウディ・アレン)は、売れっ子監督であるが、この最近作の試写の反応は芳しくない。プロデューサーやスタジオ関係者たちの悪口に、彼は反論する。要するに大衆受けする笑いの世界に没頭することに疑問を抱き、何かもっと別なものを見出したいというのだ。その週末、ニュージャージー州で開かれた映画祭のサンディ・ペーツ週間に出席するために会場のスターダスト・ホテルに向かったサンディは、新作のことを考えながら様々なイメージに思いをはせる。熱狂的なファンたちがつめかけた会場での一作品上映終了毎の鋭い質問に答えながら、過去と現在をさらけ出すサンディ。彼のイメージに浮んでは消えるのは、かつての彼の作品に主演した美人女優ドリー(シャーロット・ランプリング)。理想的な恋人でもあった彼女は、しかし、今では彼のもとを去っている。現在の恋人はフランス人の人妻イゾベル(マリー・クリスチーヌ・バロー)だが、彼女が夫を捨て2人の子供を連れて映画祭にやって来たのにはいささか当惑ぎみだ。一方、サンディは、会場にやってきた女性バイオリニストのデイジー(ジェシカ・ハーパー)にも惹かれてしまった。そして、ドリーの幻影を追い回したり、デイジーに夢中のサンディに、遂にイゾベルの怒りが爆発し、子供を伴ってフランスに帰る決心をする。駅に急ぐ彼女を、慌てて追いかけるサンディは、彼女をひきとめ、強引にキスをかわした--THEEND--つまり、これも映画のシーンだったのである。客席には、彼の映画に出たスターたちの姿があり、それぞれに映画の感想を語り合うのだった。
Sandy_Bates
Dorrie
Daisy
Isobel
Tony
Actor
Shelley
Vivian_Orkin
Jack_Abel
監督、脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
美術
美術
編集
衣装デザイン
録音
字幕
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