アラステア・カートン
コリン
わずか45ポンド(約5800円)で製作されたとは思えない完成度の高さで、世界各国の映画賞を総なめした話題作。ゾンビになった青年が恋人との思い出をたどる。監督・製作・脚本・撮影・編集・録音を1人で手がけたマーク・プライスが、数々のゾンビ映画で知られるジョージ・A・ロメロへの愛とリスペクトを込めた1作だ。
ある日突然、世界中でゾンビが発生。ロンドンに住む青年コリンも腕を噛まれ、ゾンビになってしまう。朦朧としながら街へ出た彼は、他の死者たちと一緒に生きた人間の肉を食べ、“ゾンビ狩り”を楽しむ人間たちの攻撃をかわしながら、ある場所へと向かう。そこはかつて恋人ローラと暮らした、思い出のアパートだった。
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