ゾンビウィルスが感染し戒厳令が発令されたソウルを舞台に感染者とその家族たちを描いた、韓国の映画界を担う4人の新進気鋭の監督たちによる6話のオムニバスホラー。監督はオ・ヨンドゥ、リュ・フン、ホン・ヨングン、ジャン・ユンジョン。
ストーリー
2010年。全世界的に広がった「ゾンビ ウイルス」がソウル全域で発生し、政府は直ちに戒厳令を宣言してゾンビ感染者を探して除去し始める。一方、市民らはゾンビに感染する危険も押し切って、彼らを隠して、食べさせ、ただ共に生き残る為にあらゆる知恵を絞る。彼らにとってゾンビは除去対象である前に、元々愛して已まない人達であった。【第1話「すきま」】ある男が何かに変わっていく過程。全体映画の出発点になる人の話。【第2話「逃げよう」】半ゾンビのボーイフレンドと人間のままのガールフレンド。彼らの愛の物語。【第3話「骨を削る愛」】ゾンビ化した母とその娘と警察特攻隊との話。【第4話「ワクチンの時代」】理性を持つゾンビと、ゾンビワクチンと関連した巨大製薬会社との戦い。【第5話「その後...ごめんなさい」】ゾンビによって両親を失った女性……。誰が被害者で誰が加害者か?【第6話「ペインキラー」】本人がどのように変わって行くかもしれないまま締め切り時間と戦う作家。