キャンディ・クラーク
Debbie_Dunham
カリフォルニアの小都市を舞台に1962年の夏の一夜の若者たちの行動を描いた「アメリカン・グラフィティ」の続篇で、その後の彼らの歩みを64年、65年、66年、67年のそれぞれの大晦日を交錯させて描く。製作総指揮はジョージ・ルーカス、製作はハワード・カザンジャン、監督は「コンボイ」などの脚本を手がけたB・W・L・ノートン。ジョージ・ルーカス、グロリア・カッツ、ウィラード・ハイクが生み出した登場人物を基に監督のB・W・L・ノートンが脚色。撮影はカレブ・デシャネル、編集はティナ・ヒルシュ、美術はレイ・ストーリーが各々担当。出演はキャンディ・クラーク、ボー・ホプキンス、ロン・ハワード、ポール・ル・マット、マッケンジー・フィリップス、チャールズ・マーティン・スミス、シンディ・ウィリアムズなど。
1964年の大晦日。ドラッグ・レースで地区チャンピオンのタイトルを持つジョン・ミルナー(ポール・ル・マット)は、高校時代の親友たちの応援の中、強敵たちへの挑戦に燃えていた。そんな時、ある友達が外国人で英語の話せないブロンド娘を連れだって彼を訪ねてきた。その娘エバ(アンナ・ビジョルン)に一目惚れしたジョンは、早速彼女にプレゼントしたり、おごったりでアタックした。しかし、彼の手の早さに呆然とした彼女は怒って帰ってしまった。この日、第1レースを落としたジョンは、第2戦を勝ち、見物席にエバがいるのを知って第3戦も堂々と勝つのだった。チャンピオンのジョンは、彼女から熱いキスを贈られ、レース場を去っていった。はずむ心で“ホタルの光”を口ずさみながら……。1965年の大晦日。陸軍を志願したテリー・フィールズ(チャールズ・マーティン・スミス)は、ベトナムヘ送られ、泥沼のような戦闘に明けくれていた。この日、新任士官を迎えたテリーと、射撃手のジョー(ボー・ホプキンス)は、敵の烈しい砲火の中を出撃した。ジョーはヘリ機上で戦死し、テリーは不時着。常々、故郷に帰りたいと願っていたテリーは、意地の悪い上官に汚辱を与え、さっぱりした気持ちでアロハシャツを着てジャングルを歩くのだった。“ホタルの光”を口ずさみながら……。1966年の大晦日。ヒッピーとなったデビー(キャンディ・クラーク)は、ミュージシャンと同棲していたが、彼との結婚を夢みて、毎日、トップレス・バーで働いていた。この日、マリファナを吸って拘置所に入れられた2人は保釈金でやっと釈放。親友のレインボー(マッケンジー・フィリップス)を誘ってコンサートに行ったデビーは、出場していたグループといっしょにバスで次の演奏会場に行くことになるが、いつのまにかニューメンバーになり、そのまま彼らと行動を共にするのだった。走り去るバスに“ホタルの光”のコーラスが響いていた……。1967年の大晦日。4歳になる双児をもつローリー(シンディ・ウィリアムズ)とスティーブ(ロン・ハワード)の結婚生活は必ずしもバラ色のものとはいえない。職を持ちたいと言うローリーにスティーブは猛反対。この日、キャンパスの反戦デモに捲き込まれた2人は、警察隊の乱闘の中、護走バスを乗っとり、無事その場を逃げ出すのだった。電気屋のテレビからは“ホタルの光”の合唱が……。
Debbie_Dunham
Little_Joe
Steve_Bolander
John_Milner
Carol_Rainbow
Terry
Laurie_Bolander
Eva
Major_Creech
County_Joe
監督、脚本
キャラクター創造、製作総指揮
キャラクター創造
キャラクター創造
製作
撮影
美術
編集
字幕
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