大正から昭和にかけて活躍した劇作家・岸田國士の原作を基に、東京芸術大学の学生たちが監督したオムニバス。出演は、「カムイ外伝」の大後寿々花、「毎日かあさん」の光石研、「茶々 天涯の貴妃」の富田靖子,「おのぼり物語」の水橋研二、「フィッシュストーリー」の高橋真唯、「行きずりの街」の仲村トオル、「陰日向に咲く」の緒川たまき。
ストーリー
〈あの星はいつ現はれるか〉雨宮絵ノ葉(大後寿々花)と同じクラスの男子、大隈(森岡龍)は、親も知る仲のいい幼馴染。最近絵ノ葉は、大隈へのちょっと違う気持ちに気付き始めた。友情?恋愛?そんな絵ノ葉の様子に気付いた父・透(光石研)と母・果歩(富田靖子)の反応は別々で、絵ノ葉の気持ちは揺れるが……。〈命を弄ぶ男ふたり〉高校の教師である島田雅人(水橋研二)とかつての教え子、村上要(石田法嗣)、国富遥(佐津川愛美)が再会する。三人は学校の屋上へ忍び込み宴を始めるが、遥が屋上から飛び降りてしまう。そこでふたりは、遥が自殺したように見せかける為にある行動に出るが……。〈秘密の代償〉生田家に家事代行として勤める美和(高橋真唯)は、ある日突然仕事を辞めたいと生田数子(吉行由実)に告げる。数子は美和に理由を問い詰めるが、美和はその理由をなかなか話さない。そんな美和の態度に数子は、夫・宏(清水大敬)と息子・守(林剛史)と何かあったのではないかと疑い始め……。〈紙風船〉夫(仲村トオル)と妻(緒川たまき)は二人きりの日曜日を持て余していた。何気ない会話を続けるも、なかなか噛み合わない。ふと小旅行を思いついた二人は“ごっこ遊び”で、鎌倉へ向かう。加速していく“ごっこ遊び”だったが、夫のある行動によって二人は現実に戻って来て……。
スタッフ
監督
廣原暁
監督
眞田康平
監督
吉川諒
監督
秋野翔一
脚本
吉井顕之介
脚本
後藤那穂子
脚本
古田円香
脚本
元澤英悟
原作
岸田國士
エグゼクティブプロデューサー
堀越謙三
撮影、照明
北原岳志
撮影、照明
宮本佳史
撮影、照明
手嶋悠貴
撮影、照明
西佐織
音楽
水谷貴次
音楽
重盛康平
音楽
simon
美術
有馬佐世子
美術
高井良崇
美術
佐々木麗子
美術
飯森則裕
編集
石井沙貴
編集
川上響子
編集
末松寛
編集
片寄弥生
衣装デザイン
後藤美奈
衣装デザイン
島村安有美
衣装デザイン
平石京子
ヘアメイク
橋本申二
ヘアメイク
小渕彰子
ヘアメイク
長窪美恵
録音
渡辺一輝
録音
宮崎圭祐
録音
藤口諒太
プロデューサー
山下佳奈子
プロデューサー
牛久保舞
プロデューサー
趙民映
プロデューサー
山田彩友美
共同プロデューサー
今井由佳子
共同プロデューサー
遠藤日登思
共同プロデューサー
久保美夏
スチール
高橋達
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2010年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 東京芸術大学
- 初公開日
- 2011年3月26日
- 上映時間
- 117分
- 製作会社
- 「紙風船」製作委員会(東京芸術大学=衛星劇場=アミューズ)
[c]キネマ旬報社