下町の印刷所を舞台に、一見平凡な家族が流れ者の来訪によって変化していく人間模様を描く「ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より」の深田晃司監督作。出演は、平田オリザが主宰する劇団青年団を代表する俳優・山内健司、「クリアネス」の杉野希妃、「バカがウラヤマシイ」の古舘寛治ほか。
ストーリー
東京の下町。夏の光に照り返る大きな河川を抱く工場地帯の一角で、小林印刷は今日も輪転機の音を響かせている。小林幹夫(山内健司)は、若い妻・夏希(杉野希妃)と前妻の娘・エリコ(オノ・エリコ)、出戻りの妹・清子(兵藤清子)と暮らしながらこの印刷屋を営んでいる。勤勉に働く家族の最近のもっぱらの事件は、エリコの飼っていたインコのピーちゃんが逃げてしまったことぐらいである。そんなある日、かつて小林印刷に資金援助をしていた資産家の息子と名乗る男、加川花太郎(古舘寛治)が不意に訪れる。加川は低姿勢ながら確実に小林家の内部へと入り込み、夫妻のゆるやかな日常は加川とその招来客によってにわかに崩れ始めていく……。
スタッフ
監督、脚本、編集、プロデューサー
深田晃司
エグゼクティブプロデューサー
松原治
エグゼクティブプロデューサー
足立誠
エグゼクティブプロデューサー
小野光輔
エグゼクティブプロデューサー
宮田清
エグゼクティブプロデューサー
岩倉達哉
撮影、照明
根岸憲一
音楽
やぶくみこ
音楽
片岡祐介
美術
鈴木健介
装飾
海津忠
衣装
正金彩
ヘアメイク
石河恵
録音
新垣一平
助監督
飯島将史
コエグゼクティブプロデューサー
榎本憲男
プロデューサー
杉野希妃
アソシエイトプロデューサー
廣田孝
ラインプロデューサー
小林憲史
アシスタントプロデューサー
中村真生
芸術監督
平田オリザ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2010年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 和エンタテインメント
- 初公開日
- 2011年4月23日
- 上映時間
- 96分
- 製作会社
- 「歓待」製作委員会 和エンタテインメント アゴラ企画/青年団
[c]歓待製作委員会
[c]キネマ旬報社