能登麻美子
のえる
一人暮らしのOLと実家の母親から送られてきた箪笥の中から次々と現れる子供たちとの生活を綴る日常生活アニメーション。「xxxHOLiC」「イノセンス」のベテランアニメーターの黄瀬和哉が初監督。「文化庁委託 平成22年度若手アニメーター育成プロジェクト」の1本。
のえるはくたびれた木造アパートに一人で暮らすOL。ある日、母親から彼女の元に和だんすが恩着せがましく送りつけられてきた。仕事から疲れて帰ってくると、たんすの中から子どもが現れた。食いしん坊、板前、和服の子など、次々と個性的な子どもたちが出てくる。彼らは「たんすわらし」だった。大騒動が巻き起こり、最初は戸惑っていたのえるだったが、ともに暮らすうちにかつて経験したことのない感情がわきあがる。