クリスチアーヌ・ライヒェルト
カルメン
1875年の初演以来、世界中で愛されてきたジョルジュ・ビゼーの名作オペラ『カルメン』。英国ロイヤル・オペラによる公演をRealD方式の映画館で3D上映。19世紀初頭のセビリアを舞台に、情熱的なカルメンと実直な兵士ドン・ホセの愛憎の物語が繰り広げられる。出演はクリスティーン・ライス、ブライアン・ハイメル。
1820年頃のセビリア。駐屯する軍隊の伍長のドン・ホセ(ブライアン・ハイメル)は、タバコ工場で働くジプシー女のカルメン(クリスティーン・ライス)と出会う。その美しさで兵士たちを魅了するカルメンだったが、ドン・ホセはよそよそしい態度を見せる。そして、同郷の娘ミカエラ(マイヤ・コバレヴスカ)と出会ったホセは、母親の希望に従って彼女との結婚を決める。やがて、他の女工と喧嘩騒ぎを起こして捕らえられるカルメン。彼女はホセを情熱的に誘惑して牢から逃げ出すが、逃亡を助けたホセは禁固刑に。数ヵ月後。ジプシーや無法者が集まるセビリアの酒場でカルメンたちが踊っていると、闘牛士エスカミーリョ(アリス・アルギリス)が現れる。エスカミーリョはカルメンに魅了されるが、カルメンは彼を拒絶。続いて、仲間から密輸の手伝いを頼まれたカルメンは、ホセへの愛情を理由に断るが、彼らはホセを仲間に加えることを提案。やがて、釈放されたホセは全てを捨ててカルメンたちジプシーの仲間に身を投じる。しかし、次第にホセに対して疎ましさを感じるようになるカルメン。ある日、ホセが1人でいる山間の密輸団キャンプに、カルメンを探すエスカミーリョが現れる。決闘を始める2人だったが、エスカミーリョの危機に間一髪、カルメンが止めに入る。エスカミーリョはカルメンに礼を言い、密輸団の仲間たちを闘牛に招待する。続いてミカエラが現れ、ホセに母親の死期が近いことを告げる。山を降りる決心をしたホセは、戻ってくることをカルメンに約束する。やがて訪れた闘牛の日。セビリアの闘牛場前で愛の誓いを立てるカルメンとエスカミーリョ。そこへホセが現れ、カルメンに一緒に逃げるよう迫る。しかし、カルメンはエスカミーリョへの愛を告白し、ホセに別れを告げる。嫉妬心から激昂したホセに刺されたカルメンは、彼の腕の中で息絶えるのだった。
カルメン
ドン・ホセ
エスカミーリョ
ミカエラ
モラレス
ズ二ガ
フラスキータ
メルセデス
ダンカイロ
レメンダード
監督、編集
台本
原作
指揮
撮影監督
編集
衣装デザイン
照明
格闘シーン監督
プロデューサー
ライン・プロデューサー
音楽プロデューサー
作曲
振り付け
舞台監督
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