ルパート・フレンド
トーマス・アンダース
2008年8月、グルジアにロシアが軍事介入した5日間の事実に基づき、戦火の中繰り広げられた“もう一つの戦争”の真実を描く「ザ・クリーナー 消された殺人」のレニー・ハーリン監督作。出演は「わたしの可愛い人 シェリ」のルパート・フレンド、「バッド・ルーテナント」のヴァル・キルマー、「ピンクパンサー2」のアンディ・ガルシア。
2007年、イラク。アメリカ人フリー・ジャーナリストのトマス・アンダース(ルパート・フレンド)は、バグダッドの市街戦で恋人のミリアム(ヘザー・グラハム)を失い、心に大きな傷を負った。それから1年。再び戦場取材に戻る決意をしたアンダースは、グルジア共和国の首都トビリシに旅立つ。グルジアでは、南オセチア独立問題に端を発したロシアとの対立が激化しており、アンダースは、カメラマンで相棒のセバスチャン(リチャード・コイル)らと共に一触即発の紛争地帯に向かう。2008年8月8日未明、グルジア側のオセチア攻撃を理由に、ロシアは軍事介入を開始。グルジアのサアカシュヴィリ大統領(アンディ・ガルシア)は戒厳令を宣言し、ついに戦争が始まった。ロシア軍の空爆に巻き込まれたアンダースは、爆弾が降り注ぐ修羅場でタティア(エマニュエル・シュリーキー)という美しいグルジア女性を助ける。非武装地帯への空爆を告発しようとするアンダースだったが、世界の関心は開幕したばかりの北京オリンピックに集中し、この事態を伝えようとするネットワークは一局もなかった。そんな中、アンダースとセバスチャンは、離れ離れになった家族を捜すというタティアと共に危険地帯の奥深く踏み込んでゆく。そこで彼らは、市民の無差別虐殺を目撃、戦争犯罪の証拠となる映像を撮影するが、オセチア軍によって身柄を拘束されてしまう。真実を世界に伝えるため、アンダースは決死の脱出を図るが……。
トーマス・アンダース
テーシャ
セバスチャン・ガンツ
ミリアム
大尉
デミドフ大佐
スティルトン
ゾーイ
クリス
ジョージアの大統領
オランダ人
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