孤高のバレエダンサー首藤康之の姿を追ったドキュメンタリー。バレエとの出会いから、明日という未来への挑戦まで、今まで語られなかった日常と葛藤、希望を描く。ダンスと美術のコラボレーション『時の庭』から首藤を追いはじめたカメラは、『空白に落ちた男』『アポクリフ』では本番の舞台に加え、中村恩恵、小野寺修二、シディ・ラルビ・シェルカウイというそれぞれの振付家の肉声によって首藤康之とはなにものなのかに迫ろうとする。その合間には、出身地である大分県に赴いての恩師のバレエ・スタジオでの指導ぶり、懐かしい地元の劇場のひと気のない客席に座って、あるいは川面の風に吹かれながら語る少年時代の思い出、生前のモーリス・ベジャールとのリハーサル、東京バレエ団で長年の同僚だったバレリーナ斎藤友佳理が語る的を射た首藤像、自身の主宰するスタジオや劇場の楽屋での素顔といった貴重な映像が挟みこまれる。
ストーリー
※ドキュメンタリーの為ストーリーは割愛します。