「かいじゅうたちのいるところ」のスパイク・ジョーンズ監督による2作品を同時公開。「わたしを離さないで」のアンドリュー・ガーフィールド主演で、ロボットの恋を描く短編「アイム・ヒア」と、「かいじゅうたちのいるところ」原作のモーリス・センダックに迫るドキュメンタリー「みんなの知らないセンダック」の2本。
ストーリー
2009年、スパイク・ジョーンズは、20世紀最大の傑作と呼ばれ世界中で愛されている絵本『かいじゅうたちのいるところ』を実写版として映画化した。この絵本の生みの親である絵本作家のモーリス・センダックは自分の絵本の映画化の申し出をかたくなに拒否していたが、スパイクによる映画化のみを初めて許可した。完成した映画「かいじゅうたちのいるところ」は、公開されると全米で1位を記録、日本やヨーロッパなど各国でも大ヒットした。これと同時にスパイク・ジョーンズは、映像ディレクターであるランス・バングスとともに、センダックのドキュメンタリーである本作を制作していた。センダックはインタビューに答えながら、絵本を作り始めたころ周囲の大人たちから大きな批判があったことや、子供への愛を明瞭に語っていく。センダックの回想シーンは、スパイクが演じているのも見どころである。また、メリル・ストリープ、キャサリン・キーナー、ジェームズ・ガンドルフィーニのコメントも含まれている。