ウド鈴木
イッペンショウニン
鎌倉時代に“踊り念仏”を行った時宗の開祖・一遍上人の姿を描くヒューマンドラマ。遊行の旅に出た一遍は、様々な人と出会いながら“仏との結縁”を広めていくが……。監督は、「蜘蛛の糸」の秋原北胤(正俊)。出演は、「ルパンの奇巌城」のウド鈴木、「ホームカミング」の宮下今日子、「ラブ・コン」の玉置成実。
一遍上人(ウド鈴木)は、“仏との結縁”を万人に教えるため、遊行に出ることを決意する。一遍にそのことを告げられた妻・超一(宮下今日子)は、自分も連れて行ってほしいと頼む。一遍は、超一と娘・超二(橘美緒)、念仏坊(スティーヴ・エトウ)を引き連れ、熊野、長野への遊行の旅に出る。佐久の武家屋敷で一遍が念仏を唱えると、超一が突然踊り出す。こうして“踊り念仏”が誕生する。一遍は、お銀(玉置成実)、清輝(松田洋治)、高僧(綾田俊樹)、旅人(吉田達也)らと出会い、教えを極めていく。鎌倉でもその教えを伝えようとするが、武士(KenKen)の邪魔が入りうまくいかない。僧医(剛州)は、これ以上の遊行を進めることは危険だと告げるが、一遍は忠告を聞かずにさらなる遊行に出る。一行は三島に到着し、いつものように“踊り念仏”を始める。鐘の音が鳴り、念仏を唱え、民衆はリズムとともに仏との結縁に陶酔していく。そんななか、ひとしきり大きな声がつんざき、すべてを諦めざるを得ない悲しみが訪れる……。
イッペンショウニン
超一
オギン
超二
タビビト
ブシ
ネンブツボウ
ソウイ
清輝
高僧
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