西部を股にかける女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
西部を股にかける女
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西部を股にかける女

1958年10月10日公開、西部劇
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「西部の血煙」のハーモン・ジョーンズ監督が、女流ライター、アデール・バフィントンの書下ろし脚本を得て作った、風変わりな物語の西部劇。撮影はジョン・J・マーティン、音楽はリース・スティーヴンスが担当。フランキー・レーンの歌っている主題歌“ブルホイップ”を、ジェームズ・グリフィスが作曲、ハル・フーパーが作詞している。撮影はカリフォルニアのエンジェルス・キャンプとソノラの付近で行われた。主演するのは「シャロンの屠殺者」のガイ・マディソンと「対決の一瞬」「OK牧場の決斗」のロンダ・フレミンダ。その他「最初のテキサス人」のジェームズ・グリフィス、「帰らざる河」のドン・ベドー、ピーター・アダムス、ダン・シェリダン等が出演する。製作者はウィリアム・F・ブロイディとヘレン・エインスワース。

ストーリー

カンサス州アビリーンの留置場で絞首刑の執行を待つスティーヴ・デイリー(ガイ・マディソン)のところへ、ある日、判事のカーが面会にきた。そして、もしスティーヴが一切の事情を聞かず、ある娘と書類の上で結婚すれば、身柄を自由にして放免してやるという。その娘の父の莫大な遺産を継ぐために、条件として決められていた正式に結婚した夫をもつことという1項目実現の必要上、急いで形式上の夫を求めているというのだ。地獄に仏と同意したスティーヴの前に、やがて1人のすばらしい美人が現われ、2人が結婚証明書にサインすると、彼は特赦状を貰って釈放された。しかし、こんな巧い話の裏には当然からくりがあった。判事は彼を釈放すると同時にスロー・カープという殺し屋を5000ドルで雇い、彼を狙わせた。親友ポドの助けで逃れたスティーヴは、忘れられぬ謎の花嫁を求めて旅に出た。その彼を人を使って毛皮成金のパーネルが捕まえた。パーネルは、スティーヴが結婚した相手はシャイアン・オマリー(ロンダ・フレミング)という混血の女丈夫で、彼の唯1人の商売仇であることを語り、スティーヴが夫の権利を主張して彼女から毛皮商売の実権をとり上げ、自分と協力してほしいともちかけた。同意したスティーヴは毛皮満載のシャイアンの馬車隊を追い、男装して長鞭をふるう美しい彼女の手から、一切の品物をとりあげた。一方、殺し屋カープは、今度はスティーヴの命を守る約束でパーネルから5000ドルを受けとった。馬車隊の実権を奪われたシャイアンは、目的地ワイオミングでスティーヴを逮捕させる魂胆で彼から判事の特赦状を盗んだが、長い馬車隊の旅で、毎日をともにするうちに、いつか男らしい彼に心をひきつけられていった。2人の心の動きを察知したカープはさらに特赦状をシャイアンのもとから盗み出して、パーネルに渡し、そのうえ得々と一切の事情スティーヴに語って聞かせるのだった。驚いたスティーヴはパーネルの許に急いで一騎討ちの末、特赦状をとりかえした。そして今は文字通り、名実ともに自分の妻となったシャイアン・オマリーの所へ、再出発のため、ひきかえして行った。

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作品データ

原題
Bullwhip
製作年
1958年
製作国
アメリカ
配給
アライド・アーチスツ=映配
初公開日
1958年10月10日
製作会社
アライド=アーチスツ傘下・ロムソン=ブロディ・プロ映画
ジャンル
西部劇


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