日本大学を舞台に繰り広げられた学生運動を、日大全共闘映画班が撮影したドキュメンタリー2部作の第2弾。1968年9月30日、大衆団交で勝利したが、これを政治問題ととらえた時の政権と大学当局は闘争の封殺を図る。1986年10月から翌年2月までの機動戦やバリケードストの防衛戦を、芸術学部を中心に描く。
ストーリー
1968年10月から翌年2月までの街頭、キャンパスでの機動戦と、闘争開始から200日を超えようとするバリケードストライキの防衛戦を同時に展開する日本大学全共闘の戦いを、芸術学部を中心に描く。1968年9月30日、日本大学経営陣・古田理事会は1万人の学生との大衆団交に屈服し、学生の要求を受け入れた。しかしこれを政治問題ととらえた時の政権は、国家権力を総動員して、日大闘争の封殺を図る。それに勢いを得た日大当局は、暴力団や右翼学生組織を使ってバリケードに襲いかかってくる。一方、東京大学をはじめとする全国の大学の学生たちは、それぞれの理由でそれぞれの大学に全共闘を結成し、闘争を始める。この時代のうねりのなかで、日大全共闘は突破口を模索する。