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マイケル・マッキディ
マイク
「死霊のはらわた」のSFXアーティスト、バート・ピアーズを父に持つブレット&ドリュー・ピアス兄弟の監督・脚本によるゾンビコメディ。“半分人間、半分ゾンビ”という人間にもゾンビにもなれない青年と、ゾンビハンターの攻防を描く。出演は『アメリカン・バナナパイ』のロス・キダー、『ヒットマン・リデンプション』のトーマス・ガラッソー。
傷だらけのオタク系青年マイク(マイケル・マッキディ)は戸惑っていた。3年ぶりに目覚めると死体袋に閉じ込められていたのだ。なんとか袋を破って出た彼の眼前には、ゾンビの集団とそれを迎え撃つ人間たちの姿が……。しかもなぜか人間がマイクに向かって銃撃してきた。死ぬ、と思ったのも束の間、気づくと手に穴が開いただけで痛みを感じないマイク。戸惑いを深める彼に、その時ひとりの顔面デロデロ男が声をかけてきた。ブレント(ロス・キダー)と名乗るその男によると彼らはゾンビでありながら、なぜか人間の記憶と知性を取り戻してしまった数少ない“半分ゾンビ”だというのだ。人間にもゾンビにもなれない半端ものなのか、と打ちひしがれるマイクだったが、ポケットの中から愛する恋人に渡しそこねた婚約指輪を見つけ、元気を取り戻す。マイクたちは、ペットの本物ゾンビ・チーズ君(マーカス・テイラー)を伴い、時に人間、時にゾンビのフリを繰り出しながら恋人を探す旅を始める。しかし、やっかいな“半分ゾンビ”を軍が見逃すはずもなくゾンビハンターたちが彼らの行く手を阻むべく猛スピードで追撃を始めていた……。