東日本大震災と原発事故後の南相馬市、飯舘村を中心に、町の再生・復興に挑み、真摯に生きていく人々の姿をカメラにおさめたドキュメンタリー。撮影は2011年5月から延べ60日間に及び、収録テープは150本を超えた。監督は、「二重被爆 語り部 山口彊の遺言」の稲塚秀孝。語りは、「春との旅」の仲代達矢。
ストーリー
2011年3月11日に発生した東日本大震災。マグニチュード9.0の巨大地震や思いもよらぬ大津波による死者・行方不明者合わせて2万人となる歴史的な大災害は、太平洋沿岸の町に壊滅的な被害をもたらした。加えて、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故は、大量の放射能、放射性物質の流出が制御不能となる深刻な事態を引き起こした。この映画は、大震災と原発事故にさらされた南相馬市、飯舘村を中心に、放射能汚染に向き合い、この町で暮らすことを選んだ人々にカメラを向ける。2011年5月から始まった撮影は延べ60日間に及び、収録したテープは150本を超えた。家族や地域の絆が断ち切られていくなか、町の再生・復興に挑み、真摯に生きていく人々の姿を追う。