原節子
大和光子
「モンブランの王者」など“山岳映画”で知られるドイツのアーノルド・ファンクと「赤西蠣太」の伊丹万作が共同監督を務めた日本初の国際合作映画。撮影当時16歳の原節子(「東京物語」)が初々しい魅力を放つ。共演は「戦場にかける橋」の早川雪州、「限りなき前進」の小杉勇。撮影協力として特撮技術の祖・円谷英二が参加。
ヨーロッパ留学を終え、ドイツ人女性ジャーナリストと共に帰国した青年、輝雄(小杉勇)。一途に彼を待ちわびていた許婚の光子(原節子)と、その父・巌(早川雪洲)に温かく迎えられるが、西欧文化に馴染んだ輝雄は、“許婚”という日本的な慣習に反発を覚えて悩む。そんな輝雄の変化に気付き、絶望する光子。やがて光子は、婚礼衣装を胸に抱き、噴煙を上げる険しい山に一人で登り始める……。
大和光子
大和輝雄
大和巖
ゲルダ・シュトルム
オイク
一環和尚
カンダコウサク
カンダヒデコ
テルオノハハ
ドイツゴキョウシ
監督、脚本
監督、脚本
撮影
撮影
撮影
撮影協力
音楽
美術
作詞
作詞
[c]Matthias Fanck
[c]キネマ旬報社