ジョウ・シュン
シャオウェイ
中国の清時代の短編小説集で、芥川龍之介や太宰治にも影響を与えたと言われる怪異譚「聊斎志異」。その一編を基に、人間に恋をした妖魔と、夫を妖魔の手から守ろうとする貞淑な妻との間で繰り広げられる悲恋の物語。『ウィンター・ソング』のジョウ・シュンが、永遠の命と人間への真実の愛の狭間で苦悩する美しい妖魔を好演する。
将軍のワン・シェンは合戦の最中、盗賊に捕えられていた若く美しい女シャオウェイを救い出す。だが、彼女は人間の姿をしたキツネの妖魔だった。一目会った時から恋してしまった彼女は妖術で彼の心を妻から奪おうとする。ちょうどその頃、町では人間の心臓がえぐり取られる事件が起き、ワン・シェンの妻は彼女の仕業ではないかと疑いを向ける。
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