『INAZUMA 稲妻』で時代劇を刷新した西山洋市が、古典怪談に現代の「青春犯罪メロドラマ」を見出し人間の不条理を描くサスペンス。主演は「正当防衛」、「シャーリーの転落人生」などの宮田亜紀。2012年月12日から25日までオーディトリウム渋谷にて他2本と同時上映。
ストーリー
真(鈴尾啓太)は恋人の豊(宮田亜紀)に結婚をせまるが、「真と結婚すると父が不幸な死に方をする」と豊は謎めいたことを言う。一方、豊の妹の園は「父は既に殺されている」と打明ける。姉妹の食い違う話に混乱する真だったが、育ての親である叔父からは驚愕の事実を知らされる。姉妹の父を殺したのは真の父だというのだ。自分たちの恐ろしい運命を知ったすぐ後、真と豊の住む家に真の父が現れる。豊は真の父を自分の父と混同し、手厚くもてなすが、真は不条理な事態に戸惑う。真は「あなたが殺した男の娘が豊だ」と明かし、父を家から追い出した後、豊も父を追って出て行き、そのまま半年が経ってしまう…。
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