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2012年7月8日公開、96分
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日中国交正常化40周年記念作品として、寺西一浩の同名小説を著者自身が監督して映画化。上海に生まれ育った少女が、日本に渡って芸能界の荒波に揉まれながら、一人前の女優に成長してゆく姿を描く。出演は「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦」の林丹丹、「君よ憤怒の河を渉れ」の中野良子、「篤姫ナンバー1」の秋本奈緒美。2012年7月8日、日経ホールにてプレミアム上映された。2012年11月3日からオーディトリウム渋谷より、全国公開される。

ストーリー

上海の小さな街。幼い頃に母と離ればなれになり、男手ひとつで育ててくれた父も他界、親戚の営む上海の小さなクリーニング店で働きながら、いつか女優になることを夢見て、演劇学校で芝居の勉強を続ける20歳の小麗(林丹丹)。ある日、彼女の元に日中合作映画『女優』のオーディション合格通知が届く。親しい人々や住み慣れた街を離れ、女優になるために日本へ渡る小麗。慣れないことばかりの日々の中で、共演者の大女優、夏樹奈々(中野良子)が所属する芸能プロダクションの敏腕社長、加賀明子(秋本奈緒美)と出会う。垢抜けないルックスで、無邪気に笑う少女。しかし、本気で大女優になりたいと願う小麗に、特別な思いを感じた加賀は“あなたには人生を変えるチャンスがある”と告げ、夏樹奈々の後継者としてスカウトする。こうして、小麗をトップ女優へと押し上げるため、全力を注いだ加賀のマネージメントが始まる。数々のレッスンや訓練、プロのメイクアップを受けて、見る見るうちに可憐な女優へと変貌してゆく1人の少女。その一方で、トップの座を争うために、芸能界では人間関係が複雑に絡み合っていた。ある日突然、転落してゆく者、スターになる者……。愛と友情、裏切りと真実。そして、小麗と加賀の間にも、秘められた過去が……。いくつもの出会いと別れを繰り返し、1人の女優へと成長してゆく小麗の運命は……。

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作品データ

製作年
2010年
製作国
日本
配給
DECCI
初公開日
2012年7月8日
上映時間
96分
製作会社
『女優』製作実行委員


[c]キネマ旬報社