つるしびな
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つるしびな

2012年5月12日公開、79分
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監督は、本作品がデビュー作となる大和優雅。<つるしびな><夫婦杉><小ネギ><箟峯寺>など、彼自身が生まれ育った宮城県涌谷町の風景を題材に、自らが脚本も手掛けた。インディペンデント作品として制作されたこの作品は、スタッフ・キャストの一人一人が大和監督の熱烈なラブコールに応じる形で撮影に参加。2012年5月12日より仙台、桜井薬局セントラルホールにて公開。2012年10月12日より、広島県尾道市・福山市にて開催された「お蔵出し映画祭2012」にて上映。

ストーリー

宮城県の東北部に位置する小さな町、涌谷町。小ネギ農家を営む初老の農夫・勇雄は、自らの死期が迫っていることを感じていた。16年前に最愛の妻・志津を亡くして以来、男手ひとつで育てた愛娘・桃子は、5年前に家を飛び出したきり、絶縁状態のままだ。一方桃子は、仙台の町で幼い娘と二人、肩を寄せ合い暮らしていた。看護師として働きながらの育児の日々に、桃子は疲れ始めている。シングルマザーの道を選んだ自分を許すことなく、勘当を言い渡した父に意地を張り通した5年間だった。そんな父と娘にとって、3月3日は志津の命日であり、桃子の誕生日でもある、特別な日だ。父は独り、妻の形見である「つるしびな」を自宅に飾り、娘もまた母の手作りの「桃のつるしびな」を手に取り、幸せだった頃の家族に思いを募らせる。再び娘を抱きしめることなく、父はこのまま病に倒れてしまうのか。そして志津の17回忌の日。桃子と勇雄の前に、ある奇跡が訪れる・・・。

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作品データ

製作年
2010年
製作国
日本
初公開日
2012年5月12日
上映時間
79分
製作会社
Legend of Future


[c]キネマ旬報社